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理系大学生の雑記と備忘録

ITパスポートと基本情報技術者試験の違いは?そもそも必要?

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  • ITパスポートと基本情報技術者試験はどう違う?
  • ITパスポートを飛ばして基本情報技術者試験を受けてもいい?
  • そもそも取得する必要がある?

ITパスポート基本情報技術者試験は、どちらもIT資格の登竜門としてあげられる国家資格です。

それだけに「どっちを受ければいいのか」「どう違うのか」という疑問を持つ方は多くいる思います。

そこで今回は、2019年にITパスポート、2020年に基本情報技術者試験をそれぞれ取得した私が難易度や範囲などの違いについてまとめて解説していきます。

  • ITパスポートと基本情報技術者試験の違いを把握できる!
  • ITパスポートと基本情報技術者試験のそれぞれのメリットがわかる!
  • 自分がどっちを取得するべきかがわかる!




1. はじめに

1.1. ITパスポートとは

新しい技術(AI、ビッグデータ、IoT など)や新しい手法(アジャイルなど)の概要に関する知識をはじめ、経営全般(経営戦略、マーケティング、財務、法務など)の知識、IT(セキュリティ、ネットワークなど)の知識、プロジェクトマネジメントの知識など幅広い分野の総合的知識を問う試験です。
ITを正しく理解し、業務に効果的にITを利活用することのできるIT力が身につきます。

ITパスポートは、ITを利活用する社会人・学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識を有していることを客観的に証明できる国家資格です。

IT資格における位置づけとしては最も易しく、基本情報技術者試験のワンランク下の資格です。

1.2. 基本情報技術者試験とは

2. ITパスポートと基本情報技術者試験の違い

2.1. 難易度の差

ITパスポートと基本情報技術者試験の難易度には大きな差があります。

ITパスポートは基本的なIT知識を問う問題のみが出題されるに対して、基本情報技術者試験ではそれに加えてアルゴリズムやプログラミングといった演習問題も出題されます

出題範囲も基本情報技術者試験の方が圧倒的に広く、合格率も低いです。

具体的な数字を見て難易度にどれほどの差があるのか見ていきましょう。

2.2. 受験者数・合格率

受験者数(2018年度) 合格者数 合格率
ITパスポート 95,187人 49,221人 約51.7%
基本情報技術者試験 44,589人 10,774人 約24.2%

2018年度におけるITパスポートと基本情報技術者試験の受験者数と合格率はそれぞれ表の通りです。

ITパスポートは受験者の半数以上が合格しているのに対して、基本情報技術者試験ではその合格率は25%以下、4人に1人しか合格していません。


基本情報の方が合格率が低く、難しいんやな

2.3. 受験料

                      
ITパスポート基本情報技術者試験
受験料【現行】5,700 円 → 【改定後】7,500 円

2021年10月現在の受験料は共に5,700円ですが、2022年4月からはそれぞれ7,500円に値上がりします。

2.4. 試験形式

                                                                                      
ITパスポート基本情報技術者試験
午前午前
試験時間120分150分150分
出題形式四肢択一式四肢択一式多肢選択式
出題数小問 100問小問 80問大問 11問
解答数100問80問5問

以上からわかるように試験時間や出題数に大きな違いがあります。

また、試験形式においても基本情報技術者試験の午後では多肢選択式(選択肢が10個以上など)となっており、運任せの解答で合格することは非常に難しいです。



2.5. 出題範囲

                                                   
ITパスポート基本情報技術者試験
テクノロジ系基礎理論・コンピュータシステム・技術要素基礎理論(アルゴリムズム・プログラミング有)・コンピュータシステム・技術要素・開発技術
ストラテジ系企業と法務・経営戦略・システム戦略企業と法務・経営戦略・システム戦略
マネジメント系プロジェクトマネジメント・サービスマネジメントプロジェクトマネジメント・サービスマネジメント

以上の表からわかるようにストラテジ系とマネジメント系に大きな差はありません。

しかし、テクノロジ系においてはアルゴリズム・プログラミングや開発技術(具体的な開発プロセスなどに関する知識)が追加されます。

全体的に範囲が広くなった上にこの分野のウェイトが非常に大きく、基本情報技術者試験で挫折する大きな要因となっています。

2.6. 必要な勉強時間の目安

現時点での知識量にもよりますが、ITパスポートでは30~100時間、基本情報技術者試験では50~200時間と言われています。

私は大学で情報系学科に所属しているため、ITに関する知識に触れていたのでITパスポートは20~30時間程度の勉強時間で取得しました。

しかし、基本情報技術者試験では特に午後の対策に時間がかかりおおよそ120時間程度の勉強時間で取得しました。

  • ITパスポートと基本情報技術者試験の難易度には大きな差がある
  • 合格率はITパスポートが約50%、基本情報技術者試験が約25%
  • ITパスポートの出題範囲は基本情報技術者試験の一部
  • ITパスポートは30~100時間、基本情報技術者試験は50~200時間の勉強時間が必要

3. ITパスポートと基本情報技術者試験のそれぞれのメリット

ITパスポート・基本情報技術者試験共に社会人やこれから社会人になる学生が備えておくべきITに関する知識を身に着けていることを客観的に証明することができます。

そのため、どちらも取っておいて損はありません。

私個人としては資格取得を通してIT知識に関する理解を深めておくと、個人でのアプリ開発やサービス運営をする際に得られる情報が多いように思います。


また、就職活動における評価としては、一定の評価を得られるという点で大きなメリットがあります。

ただし、WEB開発系などの企業では資格よりも「アプリやサービスなどこれまでに何を作ったか」という実績を重視することが多く、資格が直接的な評価に繋がることは少ないそうです。

4. ITパスポートと基本情報技術者試験はどっちを取得するべき?

4.1. ITパスポートの方が簡単、初心者にはおすすめ

全くの未経験や文系の方には、まずはITパスポートから取得することをおすすめします。

知識がない状態からいきなり基本情報技術者試験に挑んでもその分量の多さから挫折する原因となります。


ITパスポートに合格できれば、基本情報技術者試験の午前は少しの勉強時間で突破することができます。

着実に知識を身に着けていくためにもITパスポート→基本情報技術者試験の順番で取得していきましょう。

4.2. ITパスポートは取らなくても良い?

基本情報技術者試験はITパスポートの上位互換となる資格なので、最終的に基本情報技術者試験まで取得するのであればぶっちゃけITパスポートは必要ありません。

そのため、既にある程度の知識を有している方は、ITパスポートを飛ばして基本情報技術者試験を取得することをおすすめします。

私は大学で情報系学科に所属し、ITパスポート→基本情報技術者試験の順番で取得しましたが、「ITパスポートは必要なかったかな」というのが正直な感想です。


ただしこれは、既にITパスポートに合格できるくらいの知識量がある方に限った話ですので、注意してください。



5. それぞれの勉強方法

5.1. ITパスポートの勉強方法

ITパスポートは合格率が50%と非常に高いです。

参考書を1周した後はひたすら過去問を解くだけで十分に対策できます。

おすすめの参考書や過去問は何周すればよいかなど具体的な勉強方法は以下の記事で解説しています。

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5.2. 基本情報技術者試験の勉強方法

基本情報技術者試験はITパスポートよりも試験範囲が広く、アルゴリズムやプログラミングの問題が出題されます。

ITパスポートと同様に参考書でざっと知識を頭にいれた後は過去問演習を繰り返していきましょう。

具体的な勉強方法は以下の記事を参考にしてみてください。

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6. まとめ

  • ITパスポートと基本情報技術者試験の難易度・試験範囲・勉強時間には大きな差がある!
  • どちらも社会的評価は得られる!
  • 全く知識がない状態であれば、ITパスポートから取得しよう!
  • 既にある程度の知識があれば、ITパスポートを飛ばして基本情報技術者試験を取得しよう!

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