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理系大学生の雑記と備忘録

【独学】物理は得点源!おすすめ参考書ルートと勉強方法を解説

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現役時代に物理の偏差値を40あげた参考書ルートを紹介していくよ~。




1. はじめに

1.1. 物理の苦手克服は簡単?

物理は敬遠されやすい科目で苦手意識を持っている方は多くいると思いますが、物理という科目は独学で対策することができます。


これは他の教科でも共通していることですが、物理を学ぶ上で非常に重要となるのが「基礎の基礎からじっくり学ぶ」ということです。


苦手意識を持っている方の多くに共通するのが「基礎が固まっていない」「自身に見合った問題集を解いていない」「公式を丸暗記している」「単位を考えていない、補助線を引いていない」といった点です。


特に基礎が固まっていない状態で演習を解いている方や自身のレベルに見合っていない問題集を解いている方が非常に多いです。


これは逆説的に言えば基礎さえ固めて適切な学習をすれば簡単に苦手克服ができるということです。


しっかりと自身のレベルにあった段階から応用レベルにアップしていくことを心がけて取り組みましょう。

1.2. 物理は得点源

物理に苦手意識を持つ方は非常に多くいますが、実は得点源になりやすい科目です。


物理が得点源になりやすい理由として次のような理由があります。


・暗記すべきことが少ない
・計算力が少ない
・問われている内容を理解しやすく、アプローチしやすい


物理は本質を理解してしまえば、すらすらと解法やアプローチが思い浮かびやすく、他の科目と比べて得点が安定します。


では、物理を得点源にするためにはどの参考書を使い、どういった勉強をすればよいのかを解説していきます。

1.3. 基本的な勉強方法

1.3.1. 絶対してはいけない公式の丸暗記

まず初めに物理を学習する上で絶対にしてはいけないこと、それは公式を丸暗記するということです。


これは先述べた本質の理解を完全に無視しています。


物理に限ることではありませんが、基本的に丸暗記は諸刃の剣です。


本質を理解していなければ、基礎レベルでは太刀打ちできても応用以上のレベルになると途端に手も足も出なくなってしまいます。


しっかりと公式の意味を理解していきましょう。

1.3.2. 次元(単位)を考えて検算する

物理の計算には多くの記号が出てきます。


そこで非常に重要になるのが「答えが出たら次元を考えて検算する」ということです。


どういうことやねんと思うかもしれませんが、簡単な例を挙げて説明していきます。


例えば、次のような設問が出たとします。


~を通るときの速さvをはいくらか。初速をv_oとする。
(質量、速さの単位はそれぞれkgm/sと仮定)

解答:v=\frac{mM}{m+M}v_o ‥‥‥ ①


この解答は明らかに間違っているのですが、みなさんはそのおかしな点がお判りでしょうか。


ここで求められているのは速さvで、その単位はv_oと同じm/sです。


\frac{mM}{m+M}の分母分子の単位はそれぞれ
  kg+kg=kg (分母の単位)
  kg×kg=kg^2 (分子の単位)

ここを約分すると残る単位が
  \frac{kg^2}{kg}={kg}
です。


設問で求められている速さvの単位が\frac{m}{s}メートル毎秒であるにも関わらず、①では
  \frac{kg×m}{s} キログラムメートル毎秒
というよくわからない単位になっており、明らかにこの解答が間違っていることがわかります。


この手法は共通一次、二次試験問わず全てのレベルで活用することができます。


基礎の基礎を学んでいる段階からしっかりと「次元を考えて検算する」ということを行っていきましょう。

1.3.3. 図は大きく、補助線は必ず引こう

物理が得意な人に共通していることがあります。


それは、「図を大きく描き、必ず補助線を引いている」ということです。


こうすることには次のようなメリットがあります。


・全体を把握しやすくなる
・思考の過程を見直しやすくなる


特に思考過程を見直しやすくなるという点は、どこで間違えているのかを探すのに役に立ちます。


これをせずに頭の中だけで考えているとどこがどうなっているのかわからなくなってしまい、時間切れになってしまうことがあります。


普段の学習からこの点を意識していきましょう。

1.3.4. 復習する

復習は全科目共通して非常に大切なことです。


じかし、復習をする上で気を付けなければいけないことがあります。


それは解いた問題全て解きなおすことは時間を無駄にしてしまうということです。


復習をする上で大切なポイントは、次のとおりです。


・初見で解けた問題は思い出すだけでいい
・解けなかった問題だけをしっかりと解く
・3回目でも解けなかった問題は解法やアプローチの仕方をノートに書き写す


1つ目の「初見で解けた問題は思い出すだけでいい」は答えまで出す必要なありません。
「どういう風に解いたかな?」というようにアプローチの仕方を思い出すだけで十分です。


それ以外の問題については、次の日や何日後かにでも解いてそれでも解けなければノートに書き写すようにしましょう。


そうしてできあがったノートはあなたの苦手問題や分野だけが詰まった最高の参考書です。


・公式の丸暗記は諸刃の剣!しっかりと本質を理解しよう

・次元を考えて検算できるようになろう

・図は大きく大胆に、補助線は必ず引こう

・復習の仕方は問題によって違う、適切な復習をしよう


2. 物理のおすすめ参考書

2.1. 初心者向けレベル

2.1.1 漆原晃の 物理基礎・物理が面白いほどわかる本

まず初めにご紹介するのが私も重宝していた『漆原晃の 物理基礎・物理が面白いほどわかる本シリーズ』です。


内容は非常にわかりやすく、直感的にわかりやすいイラストも多く取り入れられており


また、本書は先生と生徒の対話形式で話が進められていくのですが、その生徒が非常に優秀!


読者が聞きたい、気になる点をずばずばと質問してくれます。


これから勉強を始めるという初学者には非常におすすめの一冊です。


口コミを紹介
教師いらずですとりあえずこれで基礎をしっかり固めて他の問題集やると自分の理解度に驚きました。
これで受験頑張っていきたいと思います。

2.1.2. 物理のエッセンス

次におすすめするのが『物理のエッセンス』です。


全ての単元を合わせても300ページ程度とコンパクトに収まっており、初学者の多くはこちらの参考書を使用しているのではないでしょうか。


わかりやすい解説に加え、基礎レベルの演習問題を多く収録おり、私は苦手な単元をこちらの参考書を利用して克服していました。

口コミを紹介
受験期一番伸び悩んでいた物理を勉強するうえで重宝していたのがこのエッセンス。これを何周か問題を繰り返しとけばセンター8割は確実に届く。おススメ

2.2. 標準レベル

2.2.1. 良問の風

続いて紹介するのが『良問の風』です。


後に紹介する『名門の森』が難しすぎるという理由で作られたワンランクしたもの問題集となっています。


それだけあって基本問題から応用まで幅広いレベルの問題を収録しており、『物理のエッセンス』を終えた方の次のステップとして本書をおすすめします。


私も受験期にはひたすらこの問題集を解いており、3~4周ほどした時には記述模試で偏差値65前後を取ることができました


口コミを紹介
受験期には非常にお世話になりました。
難問を避け、基本問題を確実に取るという受験のセオリーを踏まえた素晴らしい問題構成になっていると感じました。自分の力で8割ほど解けるようになったら、センター物理の満点が見えてきます。

2.3. 超難関大・医学部レベル

2.3.1 名問の森

『良問の風』の次のステップとしておすすめするのが『名問の森』です。


対象とする学生は超難関大・医学部レベルです。


解説が充実しており、問題のボリュームも申し分ないため、さらに上のレベルを目指す学生には非常におすすめの一冊です。


私はこの問題集が終わった後は過去問に入っていきました。


口コミを紹介
入試に頻出な問題に対応できるよう、さまざまな大学の問題を改善したりつなぎ合わせたりして、うまく名問を作り上げています。発展の問題集ではありますが、解説は標準?レベルから書いてあるので、ある程度の力がついたら解き始め、何周かするのが良いでしょう。ツートンカラーの中身は、モチベが上がります。

2.3.2. 実践 物理重要問題集 物理基礎・物理

最後に紹介するのが『実践 物理重要問題集 物理基礎・物理』です。


こちらの問題集も非常に評判が高く、上の大学を目指す方にはおすすめできる一冊となっています。


『名問の森』と同様、この問題集が終われば過去問に入っていくのがベストでしょう。


口コミを紹介
重問こと本書に収録されている問題を大方解けるようになれば、どの大学でも理科は合格点が取れます。
数学や英語だと個人差が大きいので、これさえやれば合格ラインという目安が曖昧になってしまいますが、理科に関しては、重問レベルの問題を処理できれば誰でも合格点を取れる手ごたえが得られるでしょう。
この安心感は計り知れません。

3. おすすめ参考書ルート

3.1. 偏差値50未満 物理のエッセンスで全体像の把握と基礎問題演習

 使用する参考書
・物理のエッセンス
・漆原晃の 物理基礎・物理が面白いほどわかる本(必要であれば)

まずは『物理のエッセンス』で物理の全体像を把握していきましょう。


また、本書には多くの基礎問題が収録されているためそちらを解いていき、8割程度が解けるようになった段階で次のステップに移ります。


ただし、初学者や特に物理に対して苦手意識を持っているという方は『漆原晃の 物理基礎・物理が面白いほどわかる本』を使って基礎の基礎から理解していくということをおすすめします。


このステップが終わるとマーク模試で偏差値50付近に到達できると思います。

3.2. 偏差値50~ 基礎から応用まで演習問題を解く

 使用する参考書
・良問の風
『良問の風』において、難易度の高い問題には*マークがついています。


まずは難易度の高い問題を無視して解き進めていきましょう。


大方解けるようになったら*マークがついた問題にも手を出して、ひたすら演習を繰り返しましょう。


この問題集で偏差値60半ばに到達することができるので、超難関大・医学部志望でなければ次のステップでは過去問に進んでいきましょう。

3.3. 偏差値65以上 超難関大・医学部志望向け

 使用する参考書
・名問の森
このステップでは『名問の森』をおすすめします。


超難関大・医学部志望などでなければこのレベルを解く必要はなく、数学や英語など物理以外の重要な科目に時間を割くべきでしょう。


本書は発展レベルの問題が多く、完璧に解ければどの大学の問題でも解けるようになると思います。


それくらい難しいため難関大以下の受験生が手を出すにはオーバーワークです。

3.4. 参考書ルートまとめ

①まずは『物理のエッセンス』で全体像の把握と基礎問題演習を解く。
必要であれば『漆原晃の 物理基礎・物理が面白いほどわかる本』で知識や感覚を補おう!

②『良問の風』で基礎レベルから応用レベルまでの演習問題で力をつける。
難関大志望はここから過去問に進もう!

③超難関大志望は『名問の森』を解こう。
非常にレベルが高いのでしっかりと自分の目的と照らし合わせて必要か検討しよう!

4. おわりに

以上で物理の参考書ルートと勉強方法の解説は終わりになります。


物理に苦手意識を持つ学生は多くいますが、実は得点源になりやすいということを説明しました。


ご紹介した勉強方法や意識する点などを参考に受験勉強を頑張ってください!


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