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理系大学生の雑記と備忘録

【ポレポレ】英文読解のやり方と効果的な使い方!音読の効果は?

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  • ポレポレを買ったものの使い方がよくわからない…
  • 購入を検討しているけどどれくらいの時期にはじめればいいの?
  • そもそもポレポレを使い人のレベルってどくらい?

ポレポレの使用時期やレベルがよくわからないという方は多くいらっしゃると思います。

また、ポレポレを買ったものの使い方をよくわかっていない、ただただ解いているだけというのは非常にもったいないです。

英文読解を学習する上で最も重要だと考えるのが専用ノートを作成することだと考えています。

私自身、受験期には後に紹介する使用方法で偏差値を10程度あげることができました

今回は、「ポレポレの使用時期や対象者」「ポレポレの効果的な使い方」「専用ノートの作り方」などをまとめて解説します。

この記事を読むことでより効果的なポレポレの使い方を習得し、効率的な学習を進めることができます。




1. ポレポレとは

大学受験業界では非常に重宝されている参考書の1つ。


構成は50題の英文が収録されており、とにかく1題1題に対しての解説が非常に丁寧なことで有名です。


ある程度のレベルまで達し、伸び悩んでいる受験生でもこの参考書に取り組むことで確実に和訳力・読解力を上げることが期待できます。


それでは具体的にどれくらいのレベルの人が使いどのように使うのが効果的なのかということ私の経験則を踏まえて解説していきたいと思います。

1.1. ポレポレの難易度と使う人のレベル

ぶっちゃけ難易度は高いです。


「センター英語が6割以下」「模試偏差値が50半ば」という方にはおすすめできません。


「センター英語が7割以上を安定して得点できる」「記述模試偏差値が60前後」というのがポレポレに取り組むための最低条件だと考えて良いでしょう。


背伸びせずに自分の実力に見合った教材から徐々にレベルアップしていくことを心掛けてください。

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1.2. ポレポレをおすすめする理由

とにかく解説が丁寧で良問が多く、ある程度英語ができる受験生にとってはちょうどいい難易度。

たまにぶっ飛んだ英文が登場しますが、偏差値60前後の受験生には「解けるか解けないか」くらいのちょうどいい難易度の問題が多く収録されており、次のレベルに進むためには非常に優秀な参考書となっています。

1.3. ポレポレの使用時期

私が使用していたのは8~9月あたりでした。


10月からは2次対策のために赤本に取り組みたいので試験日からの逆算をするとこの時期がベストだと思います。


春~7月にかけては以下の記事で紹介する基礎的な参考書やポレポレよりも易しい『基礎英文問題精講 4訂版』をひたすら解いていました。

2. ポレポレの使い方

正直、極端に下手な使い方をしていなければ成績アップには繋がると思いますが、その効果的な使い方を解説していきます。

2.1. 全文和訳する

使い捨ての紙でもなんでもいいのでとりあえず全文和訳しましょう。


そして解説を見て自分が把握できていなかった構造を理解しながら解答と照らし合わせ改善点を見つけていくという作業をします。

2.2. STEP 2.ポレポレ専用ノートの作成

このノートが復習の際、非常に役に立ちます。


実際に私が受験期に使用していたポレポレノートがこちらです(問題文がモロに載っているのでぼかしてます)。
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2.2.1. 英文をコピーしてノートに貼り付ける

コピーしたら英文のみを切り取りノートに貼り付けていきます。


わざわざ全文書く方がいますが、その時間でもう1題全文和訳できちゃうこともあります。


時間の無駄なのでコピーしちゃいましょう。

2.2.2. 訳せなかった箇所にマーカーを引く

訳せなかった箇所にはマーカーを引きましょう。


そうすることで次回復習する際はできない部分だけをささっと重点的に学習できるため復習の効率を上げることができます。

2.2.3. 記号を使って視覚的に理解する

これが非常に大切です。


「()」「{}」「矢印」などを駆使して文全体の仕組みを理解していきます。


人によってはとても億劫に感じると思いますが、この作業をするかしないかで後々の英語力の伸びがかなり変わってきます。


記号を使った構造把握の作業を行うことで瞬時に英文の構造を把握する力がぐいぐいと伸びていきます。


また、特筆したい箇所については①、②などと番号を振って英文の下にその解説を書き込んでいきましょう。


そうすることで、さらに復習の効率を上げることができます。

2.2.4. 誤訳をした際のプロセス、解答の訳を書き込む

「何故間違えたのか」というのを確認する作業です。


例えば「course」を「curse」と勘違いして訳してしまったり、関係代名詞と同格を間違えてしまったりといったことです。


大きいことから小さいことまで全てメモしていきましょう。


復習の際にそのミスを何度も確認することで2度と同じ間違いをするリスクを減らすことができ、それと同時にそれと類似したミスをする可能性を下げることができます。


多くの方は間違えたら解答を確認し、解答に行き着くまでのプロセスを理解するだけですが(たぶん)、この間違えたプロセスを確認し記録に残すことも非常に大切だと考えています。

2.2.5. 思いつかなかった言い回しをメモする

模範解答と比較して「訳としては間違ってはいないんだけど、こっちの方が綺麗な訳し方じゃない?」という部分をメモしていきます。


レベルの高い大学を目指す場合、大体の受験生は訳を完成させてきます。


では、どこで差別化するのかというと「日本語的に綺麗に訳せているかどうか」という部分も採点基準に加わってくるわけです。


日ごろからこういったことも意識しながら生活をすることで和訳力向上の助けになります。

・ポレポレ専用ノートを作ろう
・英文をコピーして訳せなかった箇所にマーカーを引こう
・記号を駆使して視覚的に理解しよう
・間違ったときの思考プロセスをメモしよう
・思いつかなかった言い回しをメモしよう

2.3. 音読をする

2.3.1. 音読は効果がある?

単に読むだけの黙読は「目で読む」作業ですが、音読は「目で読んで、声に出し耳で聞く」と3つの作業を同時に行います。


複数の感覚機能を使うことで脳の働きを高めることができるため、勉強効率がぐんと上がります。


また、音読に慣れてスピードが上がるにつれて脳の処理能力もアップするといわれています。


さらに共通一次のリスニングの対策にもなるというおまけ付きです。


しっかりと音読を行って学習効率をあげていきましょう。

2.3.2. 構造を意識しながら音読をする

ただ漠然と音読をしているだけでは意味がありません。


しっかりと文の構造と意味を理解しながらひたすら音読を繰り返します。


「何回音読すればいい?」という声をちらほら聞きますが、回数に指定はありません。


必要な音読回数は人それぞれです。


意味と構造がすんなりと頭に入ってくるまでひたすら音読を繰り返し、完璧だと感じるのがあなたに必要な音読回数です。

2.4. 復習をする

1度和訳しただけで終わってしまうのはもったいないです。


作成したポレポレ専用ノートを活用して「もう十分すぎる」と感じるまで繰り返し学習を行いましょう。

2.4.1. 初見で解けた問題は音読のみ

1周目できちんと和訳でき、理解の仕方も解説と一致しているものについては音読で再確認するだけで十分です。


また、1周目でうまく訳せなかったものについても参考書の解説を隅々まで確認する必要はありません。


作成したノートは自分の苦手な箇所だけが凝縮された唯一無二の最高の解説ノートです。


このノートを活用して効率的な復習を行いましょう。

2.4.2. 再度間違えた文にはチェックを付ける

3周ほどしてもまだ間違えてしまう英文にはチェックを付けていきます。


ここまでくると何題かは完璧に理解できていると思います。


次回学習するときはその苦手な英文だけを重点的に学習していきましょう。

3. まとめ

今回のまとめ
・ポレポレの難易度は高い、自身に適切な教材を選ぼう
・ポレポレ専用復習ノートを作って勉強効率を上げよう
・記号などを使って視覚的に理解しよう
・間違った過程をメモしてなぜ間違ったかを分析しよう
・知らなかった言い回しはメモしよう
・必ず構造を意識しながら音読しよう

ここまでポレポレの効果的な使い方を解説してきましたが、勉強方法は無数にあります。

私が受験期に編み出した私にとってのベストな使い方に過ぎません。

つまり、この記事を読んでいるあなたにとってはこの方法が悪手かもしれません。

私の勉強方法を参考にし、英語の成績アップができれば幸いですが、ポレポレは非常に有名な参考書であるため学習方法を解説しているサイトがまだまだたくさんあります。

色々な勉強方法を参考にし、それぞれの要素を取捨選択して自分にとってベストなポレポレの使い方を見つけてください。


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