Pythonでexe化|PyInstallerの使い方とできない時の対処法【python3.8】
今日はPyinstallerを用いてexeファイルを作成する方法と実際に出たエラーの対処法を解説してくよ~。
Pyinstallerを使ってexeファイルを作成する
Pyinstallerとは
Python アプリと依存するライブラリなどのファイルを一つのパッケージにまとめます。ユーザーは、Python インタプリタやモジュールをインストールすることなく、パッケージ化されたアプリを実行することができます。
Pyinstallerの使い方
環境
環境は以下の通りです。
windows10
Python3.8
PyInstallerをインストール
まずはpipからPyInstallerをインストールします。
pip install pyinstaller
コマンドを実行してスクリプトファイルをexe化する
Pyinstallerでexe化する方法は簡単でexe化するファイルがあるディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行するだけです。
cd 〇〇 // スクリプトファイルがあるディレクトリに移動 pyinstaller <exe化するファイル名> --onefile // exe化コマンド
今回、exe化するスクリプトファイルをTest.pyとしたとき、以下のコマンドを実行します。
pyinstaller Test.py --onefile
処理が完了すると「dist」フォルダが生成されその中のexeファイルからプログラムを実行することができます。
エラーが発生したときの対処法
TypeError: an integer is required (got type bytes)
エラーが発生し、exeファイルが生成されないことがあります。
今回発生したエラーコードは以下の通りです。
TypeError: an integer is required (got type bytes)
生成された「dist」フォルダにexeファイルが生成されていませんでした。
最新版のPyinstallerはPython3.8に対応していなかった
最新版のPyinstallerはPython3.8に対応していないことがわかりました。
Develop版をダウンロードして対処する
Develop版をダウンロードし、それを使ってみます。
Develop版は以下のpipコマンドでダウンロードできます。
pip install https://github.com/pyinstaller/pyinstaller/archive/develop.tar.gz
exeファイルが生成された
そして再度コマンドを実行したところ無事にexeファイルが生成されていました。
これで簡単にユーザに配布できる形にパッケージすることができました。